最近、麻原彰晃の判決が下るらしく、テレビもまた正義ぶって特番みたいなものをやりだした。
 
 テレビでは、「なぜ信者は麻原を絶対と信じてそのような惨事を引き起こしてしまったのか?」、「信じきってしまったのか?」とかいうことを言ってたんだけど、答えは信者だからだよ。信者が教祖を信じられなくなったらおしまいなんだよ。だからそんなことをやったんだよ。

 あと、「やらなきゃ、自分がひどい目にあう」という恐怖感からだろうね。それって、第2次戦争当時の日本によく似てるんだよね。

 だからというわけではないが、だれも責められないんじゃないか?

 麻原が悪いっていうなら、天皇だって悪いよね。天皇は何もしてない。ただ命じただけ。やったのは日本国民。それの縮小版みたいなものだからね。当時の母親も「うちの子は人を殺す為、殺される為に生んだんじゃない!」と思ったことだろうよ。

 人を少数殺せば大逆人。たくさん殺せば英雄である。

 これは誰かが言ってたことなんだが、テレビとかで、「サリンをヘリで空中からばら撒かれたら何万という犠牲者がでる」とか言ってたが、僕としては「どうせやるんなら麻原もそうやって人々を殺した方が良かったんじゃないか?」と思う。

 僕はテレビとかに出てる奴らみたいに偽善ぶったコメントをするのが嫌なんですよ。あえてそう言いたいんだ。だって、その時期(1995年)東京中に空中からサリンばら撒かれたら僕も死んでたと思うので。山手線の駅上の町に暮らしてたから、サリン撒かれた場所まで電車ですぐ行ける距離だったからね。

 僕はあの昨日の日テレ系でやってた『緊急報道特番“これは戦争だ!”史上最大の作戦!地下鉄サリン事件の全貌(仮題)』を見たけど、感想としては「なに偽善ぶってやがるんだこいつら!」と思ったからね。やってることは君たちも同じでしょうー。サリン撒いたか撒かないかの違いだけで。
 だいたい、一番オウムをボロクソけなしていたのが僕はフジテレビだと思うんだけど、そういう奴らにかぎって同じような怪しい事やってんだよね(笑)。

 ミイラ取りがミイラ! 貴様等に真理は無い!


2004/02/26 00:22:46
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