どうですか? 僕の超能力。ほぼ全部当たってましたでしょ?
あの超能力ドリームチームより当たる確率がたかいでしょ?

『緊急来日・FBI超能力捜査官パート6』

彼らの事件解決率は80%ですって。
さて、解説にいって見ましょう。

ナンシー・マイヤーによる「茨城県女子大生殺害事件」捜査
殺害されたのは原田実里さん(21)。2004年1月31日美浦村。頭部を何者かに鋭利な刃物で切りつけられていた。しかし、死因は首をしめられたことによる窒息死で刃物のキズは首を絞められた後つけられたと判明。発見された状態は血まみれのジャージ姿だったそうだ。

ナンシーが超能力で捜査する前にテレビが事前に事件を新聞や雑誌などでまとめあげたあらましである。

<ナンシーの超能力による見解>
実里さんは事件当夜、“知人”に呼び出され一緒に外出。その“知人”は実里さんを慕うストーカーで“自分に振り向いてくれない”からシルバーかグレーの車の中で首を絞めて殺害。それはアパートから離れていない場所であった。そして、死体発見現場に行き、“異常者による犯行に見せかける為”に刃物で頭部を傷つけた。刃物は用水路のようなどぶの中に捨てた。自転車も捜査をかく乱させる為に犯人が乗って別の場所に置いた。そして犯行は2人組で行われ一人は犯行には関わっていないが一部始終を知っている。しかも、良心のかしゃくに悩んでいる。だからその男の自白が事件解決につながるだろう。

以上ですが、犯人は“実里さんの知人でモンタージュの男”。
ゲストの伊集院が「絵が緻密だから、これがあってればすぐ捕まると思う」と言っていたが、僕もそう思うから今日にでも青森消費者金融放火事件の犯人のように捕まっているでしょう。良かったね。ナンシー。

でも、「青森消費者金融放火事件」は、放送の翌日捕まったらしいけどナンシーの透視はほとんどすべてはずれていた事を忘れてはならないだろう。テレビはあたかもナンシーが解決して捕まえたかのように表現してたけど。

あれは、日にちが近かったというだけです。

実際には、住所もナンシーは「弘前市内」だと言うが、実際は「青森県南津軽郡浪岡町稲村」、犯行もナンシーは「徒歩」、実際は「緑の軽ワンボックスカー」、犯行場所もナンシーがビル跡地に立った位置は、隣の建物に近すぎる。実際に石油をまいた場所はビル中央部である。など、合ってるのは警察が先に公表した似顔絵に酷似しているモンタージュと耳の形ぐらいだろう。

話はもどるが、実里さん事件で警察ジャーナリストの人が「なぜ絞殺だったのか?」とか「なぜ刃物を使わなかったのか?」「心臓停止後まだ、間もない。そこで刃物がなければこの事件は成立しない。」「刺したら血が出るので痕跡を残したくないので絞殺にしたのではないか?」など聞いていたがナンシーはそれに答えず・・・。

血が出ると言えば、ナンシーは「現場に残された血の量が少なかったのは彼女の心臓の動きが弱かった為」と言っていたが、ジャージは血まみれ。はて?

とにかく、この事件は僕の予想通り、何も解決できないまま中途半端なかたちで終了。

次は、「ジョー・マクモニーグルによる恒例の肉親探し」。
かならず、紹介のところに1979年のイランのアメリカ大使館の透視のことがふれられるのだが、そればっかしって感じ。要は“一発屋”である。

「佐藤裕美さんの実の母Tさんを探す」
35年前に生き別れた実母を探すというのでこれもまた首尾よく解決。
「アーチ型の橋」って毎回そんなこと言ってないか?
石田純一が「見て書いてもあんなにうまく書けませんよ」とよいしょしていたが、

書けます!

特にマクモニーグルは地図とか建物書かせたら天才的。あいつは設計士になれるぐらいうまいよ。超能力は当たらないので設計士になればあ?

そして、「山崎静恵さんの実の父探し」
もう透視する前に父は「2つの名前を使い分けていた」と言っているのでもう身元は分かっているはずである。そこまで姓が変わっていることまで分かっているならあいつにやらせなくても分かっているはずです!

なんであいつの書いた地図を裏から偶然を装って見て発見したようなかたちで「熱海の地図だ!」と決めつけたのだ!

それは当たったと言えるのだろうか?

それについてあいつは「右脳と左脳の情報が入り混じり映像が逆になってしまうことがあります」と言い訳をしていた。

テキトーなこと言うな! 

右脳と左脳でははっきりと使われる用途、役割が違うらしいよ。でも、ようするに彼の設計図などは、「あてにならない」ということを言いたかったのかなあ?

あと、やっぱり泣かすシーンあり! (僕当たり)

賀来千賀子が「凄い!凄い!」と褒めちぎっていたけど、これを読んでる皆さんはフセインの透視がまったくハズレていたということを忘れてはならない!

それと、今回、「マクモニーグルvs角田信朗」というのであいつが角田のスタジオに来るまでに立ち寄ったところを透視するというのをやっていたけど、そんなこと前回やってませんよ!
今回初放送。オレはちゃんとビデオとってるんだこのやろう!

これもあたかも前回放送したかのような表現を使っているけど、そんなのは一切してません。

あいつのハズレ。「スポーツ競技場か何か、スポーツに関係している所に立ち寄った」と言っていたが、実際は角田は「アートスポーツ」という車屋。
マクモニーグルの見たものは、おそらく、角田の心を読んで「スポーツ」という文字と、角田が思い描いた情景が読み取れたのではないか?

それぐらいの能力はもっているだろうけど、肝心の車がまったく見えなかったようだし、スポーツと車はかけ離れている。

それで、後日再検証。「彼はその日立ち寄った角田以上にその状況を完璧に透視していたのである」として、司会のみのも「ぜんぶ一致した」とか言ってたけど、だから肝心な“車を見ていた”ということは分からなかったと。いうことである。

おそらくそれらのVTRは前回透視したんだけど当たってなかったのでボツになったのをうまく加工して今回放送したのであろう。

そして、今回、石田のも当てようとしてたけど、レストランで3人で食事。それは当たったとしよう。でもそれが石田の口から前日のことだとわかると、あいつも話を合わせて「今日は家から真っ直ぐ来た。どこにもよってない。」ととりつくろっていた。

肝心な当日の石田の行動は石田の口から聞けず、みのがうまくギャグでとりつくろってその場をしのいでた。
たぶん、石田は角田のように今日の行動を写真を撮って持っていたんだと思うけど出さずに終わったんじゃないかあ?

はっきり言えることはこれもまた、角田同様当日の肝心な状況を把握できてはいなかったということである。

それにしても、今回ゲストがあいつを褒めちぎる褒めちぎる。なんか弱みでももたれてんですか?

ジョン・オリバーによる「佐野倫也さん失踪事件」
いつも思うのだが、ジョン・オリバー。この人。超能力というよりは、ほとんど僕みたいに推理でものを言っているような気がする。
今回ももちろん、場所が確定できるわけでもなく、「佐野さんが名前を変えて生きている」といういかにもありがちな結論を下しました。
死んでたらどうするの?
「意識にダイブした!」? ダイブしたら居場所ぐらいわかるだろお?
それで結局はテレビ公開捜査みたいに視聴者から情報を募っているという・・・。

最後に「ダイアナ妃の事件を透視する」というのもあったんだけど、全員一致というより、みんなが口裏を合わせているようにも見えた。特にオリバーの言うことは…

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